マイホーム大作戦 ~佐世保・波佐見・川棚・佐々~
「木の美しさを感じる家」 ~第二弾☆筒井健建築編~
家づくりのプロに、夢のマイホームについてのあれこれを聞いてきました♪
マイホームをご検討中の方は必見です☆
木材のいい香りの中で、筒井さんこだわりの「木組み」を取り入れた工法や、道具のことなど様々なお話を聞いてきました。
代表の筒井健二さん
最近の建築は、「プレカット」でつくられることがほとんどですが、自分は、「木組み」という昔ながらの伝統工法で家づくりをしています。
「プレカット」とは、工場で機械でパーツを大量生産して、そのパーツを組み合わせていくような工法で、「木組み」は、木の組んでいく部分を職人が工夫を施しながら一つ一つ加工し、木材同士が支え合うよう、がっちり組んでいくような工法です。
昔ながらのこの「木組み」の伝統技法は、木材同士が支え合うので、柔軟性やねばりがあり、地震などの揺れや圧がかかってもその力を上手く逃がしてくれるんです。
ガチっと組まれた木材に、小さな木材=込栓(コミセン)を打ち込むことで、強度UP!!
職人さんたちの技の数々!
ガチッと組まれた継ぎ手が写真中央に見えます。
今回見学させていただいた建物内部には、合掌造りの工法を取り入れることで、柱がない集会用の広い空間ができあがっていました!
筒井:ちなみに、今回の現場で使用している木材は、もともとこの山にあった木を切って、数年乾燥したものを使用しているんですよ!
長い年月をかけてこの土地で育った木が、これから何十年も(それ以上?)人が暮らし、集まる建築物になるなんて☆
そういったこだわりやお客様のオーダーを上手く叶えてくれるのは、家を作る職人さんと直接話せる利点ですね!
筒井:私は小さい頃から、木を切ってきて何か作ったり、自転車修理も自分でしたり。
とにかく、自分で何かを作ったり作業したりするのが好きでしたね。
大工になられたきっかけは、そこにあるかもしれませんね。
ちなみに、、、
筒井:高校を出てから、4年半見習いを経験し、木組みの工法を学びたい! という想いで2年程いろんなところで修業をしました。
それから、「木組み」が一通りできて一人前の大工! という想いが自分にはあって、この伝統工法で家づくりをしていく! と決めたんです。
それからは、20年以上鹿町の大工さんにお世話になり、令和の初めに独立しました。
筒井さんの「道具箱」。使い込まれて味のある雰囲気☆
一定の角度で面取りできる、小さな「かんな」。加工部分や用途に応じて「かんな」だけでもいろんな種類がありました。
この「かんな」けっこうずっしり!
かんなの台も筒井さんの手作り!
「木材」とひと口に言っても、木目や雰囲気は様々!
建物内を見渡していても、壁や床材にあらわれる木目はひとつも同じものはありません。
台所の壁や廊下の壁など、使われている木の種類は同じでも、各場所でキャラクターというか雰囲気が異なっていました。同じ木材でも、切り出し方によって木目の見え方・表情が違うのも木の面白さかもしれませんね!
また、人工の素材だと年数を経る毎に劣化するものも多いですが、天然の木の場合、柔らかく深みのある「風合い」に変化していく☆その経年変化も楽しめます!
ピシッとそろった加工。その美しさじっと見とれてしまいます。
木に囲まれた空間は、温かみを感じますね。この角一つとっても、凛として美しい。
筒井健建築さんでは、新築に限らず、古民家再生やリフォームも手掛けられています。
木組みの工法で取り組めば、お客様のオーダーで「無理!」と断ることはほとんどなく、これまでに茶室や伝統的な書院造りなどもつくられた経験があるそうです!
温かみと木目の美しさが目を引く掘りごたつのあるリビング
木の美しさと力強さを感じる梁と柱が印象的なリビング
アンティーク調な雰囲気にもマッチする存在感のある梁
筒井:今は何でも簡単に便利になっていっている世の中ですが、自分としては、この古き良き日本の伝統工法を続けていきたい! そして、これからも受け継いでいってほしい! という想いがあります。
まだ見たことがない、知らないという若い方々にもこの「木組み」のことを知っていただいて、興味があるかたには、ぜひチャレンジしてほしいです!
(気になる方は、ぜひご連絡ください!)
などなど、自分の家にもこだわりを詰め込みたい!「木組みの家」に興味がある~!
という皆さま、筒井さんに相談してみてはいかがでしょうか?
※取材時点の情報です。掲載している情報が変更になっている場合がありますので、詳しくは電話等で事前にご確認ください。
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