えんどうファミリークリニック
こんにちは、えんどうファミリークリニックです。
麻疹(はしか)は「発熱と発疹が収まれば治る病気」というイメージを持たれることが多い感染症です。しかし、実はそれだけではない大切なポイントがあります。
麻疹ウイルスは、回復後も脳に潜むことがあります
麻疹ウイルスは、いったん回復したあとも脳内に潜伏し続け、数年たってから問題を起こすことがあります。感染から5~10年ほど経ってから、知能の低下や運動障害、意識障害として現れる脳炎「亜急性硬化性全脳炎(SSPE)」です。
SSPEは、発症してしまうと現時点で確立した治療法はなく、進行を遅らせる試みはあるものの、脳の機能が段階的に失われ、最終的には植物状態から死に至る経過をたどることが多い、非常に重い病気です。
1歳未満での感染リスクと、日本での麻疹の増加
SSPEの発症リスクが特に高いのは、1歳未満で麻疹にかかったお子さんとされています。近年の米国CDCの研究では、この年齢で麻疹に感染した場合、その後SSPEを発症する割合は約609人に1人との推計も報告されています。
一方で、2026年4月時点の日本国内の麻疹報告例は299例とされ、前年同期の約4倍のペースで増加していることが報告されています。患者さんの8割以上は15~49歳の活動世代であり、大人の世代で免疫が十分でない方が少なくないことがうかがえます。
1歳未満の赤ちゃんを守る「周りの大人の免疫」
麻疹ワクチンは、生後すぐには接種できず、1歳までは赤ちゃん自身がワクチンで守られることができません。この時期のお子さんを守る第一の防波堤となるのは、周囲の大人やきょうだいが麻疹に対する免疫(ワクチン接種歴や罹患歴)をきちんと持っていることです。
今年感染した人の脳の中で何が起きるかは、5年後・10年後にならないとわかりません。だからこそ、「かからないようにする」予防が何より重要です。この機会に、ご自身やご家族の麻疹ワクチン接種歴を一度確認してみてください。
えんどうファミリークリニックでも、麻疹を含む各種ワクチンの接種歴の確認や、追加接種の必要性についてのご相談をお受けしています。「昔かかったか覚えていない」「いつ接種したか不安」という場合も、どうぞ遠慮なくご相談ください。
※本記事は、麻疹と亜急性硬化性全脳炎(SSPE)に関する国内外の報告・統計をもとに、一般の方向けに内容を整理したものです。実際の予防接種の可否やタイミングは、年齢や健康状態、周囲の流行状況などによって異なります。具体的な判断は、必ず担当医とご相談ください。
受付/午前は12:15まで、午後は18:15まで
休診/水曜午後、土曜午後、日曜・祝日
| 名称 | えんどうファミリークリニック |
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| 電話番号 | 0956-23-7007/0956-23-7070 (クリニック)(させぼ健康クラブ) |
| 営業時間 |
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