えんどうファミリークリニック
こんにちは、えんどうファミリークリニックです。
潰瘍性大腸炎の患者さんの大腸に、小腸でみられる「パネート細胞」が出現し、自ら傷ついた粘膜を修復しようとしている——そんな興味深い研究結果が東京科学大学などのチームから報告されています。
大腸が「小腸化」して傷を修復するしくみ
パネート細胞は本来、小腸に多く存在し、細菌から腸を守ったり、幹細胞を支えたりする役割を担う細胞です。今回の研究では、潰瘍性大腸炎で炎症を起こした大腸に、このパネート細胞が現れ、REG3Aという物質を分泌して周囲の細胞の増殖を促し、傷ついた粘膜の修復を助けていることが示されました。
つまり、「炎症で傷んだ大腸を、小腸由来の細胞が部分的に肩代わりして守っている」という、腸のしなやかな適応メカニズムが明らかになってきたといえます。
潰瘍性大腸炎と、これまでの治療の限界
潰瘍性大腸炎は、血便・下痢・腹痛・体重減少などを繰り返す指定難病の炎症性腸疾患で、長期的には大腸がんや手術・人工肛門などのリスクも問題になります。国内の患者さんは20万人超とされ、なお増加傾向です。
現在は5-ASA、ステロイド、生物学的製剤、JAK阻害薬など、主に炎症を抑える治療(対症療法)が中心で、「壊れた粘膜そのものをどう再生させるか」という視点の治療は、まだ限られているのが現状です。
「炎症を止める」から「腸を再生させる」時代へ
今回の発見は、腸がもともと持っている「自力で再生しようとする仕組み」に光を当てるものです。東京科学大学では、腸上皮幹細胞から作る「腸オルガノイド」を用いた研究や、自分自身の腸上皮オルガノイドを使った移植治療の試みも進められており、再生医療的なアプローチが現実味を帯びてきています。
将来的には、REG3Aのはたらきを利用した粘膜修復促進薬や、腸再生医療を難治性潰瘍へ応用することなどが期待されています。潰瘍性大腸炎の治療は、「炎症を抑える」だけでなく「腸を再生させる」次のフェーズへ向かいつつあると言えるかもしれません。
えんどうファミリークリニックでも、潰瘍性大腸炎を含む炎症性腸疾患について、最新の知見を踏まえながら、日々の症状コントロールや生活上の工夫などを一緒に考えていきます。診断されている方も、「もしかして」と気になっている方も、不安や疑問があれば遠慮なくご相談ください。
※本記事は、潰瘍性大腸炎患者さんの大腸におけるパネート細胞出現とREG3Aによる粘膜修復機構に関する研究報告および関連資料をもとに、一般の方向けに内容を整理したものです。実際の診断・治療方針は、症状や検査結果、合併症の有無などによって異なります。具体的な医療的判断については、必ず担当医とご相談ください。
受付/午前は12:15まで、午後は18:15まで
休診/水曜午後、土曜午後、日曜・祝日
| 名称 | えんどうファミリークリニック |
|---|---|
| フリガナ | エンドウファミリークリニック |
| 住所 | 857-0044 佐世保市相生町2-27 |
| 電話番号 | 0956-23-7007/0956-23-7070 (クリニック)(させぼ健康クラブ) |
| 営業時間 |
受付/午前は12:15まで、午後は18:15まで |
| クレジットカード | JCB/American Express/Diners Club/Discover |
| 駐車場 | あり クリニック前に4~5台分あります。満車の場合は提携先のコインパーキングをご利用ください。 |
| ホームページ | https://kenzukai.com/ |
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