あなたの町の歯医者さん
~はいしゃさんから市民の皆様へのおすすめ情報~
皆さんもご承知の通り、日本は世界でも指折りの長寿国と言われています。
2023年の7月に厚労省から発表された2022年分の平均寿命は、男性で81.05年、女性で87.09年だそうです。
できることなら亡くなるその時までずっと、ピンピン元気で過ごしたいというのが、私たちみんなの願いです。
しかし実際は、健康で過ごせる寿命(健康寿命)と実際の寿命との間には、男性で約8年間、女性で約12年間もの開きがあると言われています。
特に女性では、閉経後に骨がもろくなってしまうことが多く、大変骨折しやすくなるので、要注意です。
高齢で骨折をすると、そこから寝たきりになってしまうことがあるのです。
なんと要支援・要介護認定の原因の3番目が骨折だそうです。
(1番目が認知症、2番目が脳卒中)
※2019年厚労相国民生活調査による
「歯科」のコーナーでどうして骨折の話なの?と思われるかもしれません。
実は骨折とお口の健康との間には深い関係があります。
先ほどもお話ししたように、年齢が上がるにつれて、だんだん骨密度が低下して骨粗しょう症になるリスクが高まります。
骨粗しょう症と歯周病とは関連性があると言われており、骨粗しょう症になると骨そのものがもろくなるので、歯周病を悪化させる可能性があります。
歯周病で噛む能力が低下すると消化効率も低下し、骨や筋肉などに必要な栄養分が不足し骨粗しょう症を悪化させたり、筋力が衰えたりします。
歯周病によって歯がぐらぐらになってしまうと、もしくは歯が抜けた状態をそのままにしておくと、かみ合わせのバランスを崩して、転倒しやすくなります。
つまり、転倒による骨折が起こりやすくなってしまうのです。
骨折を防ぐためには、(特に更年期以降の女性は)定期的な「骨粗しょう症の検査」を受けましょう!
そしてそこで「骨粗しょう症の可能性あり」と言われたら、整形外科等を受診するとともに、ぜひ歯科治療(検診)を受けるようにしましょう。
これを見て下さった方で、自分はまだ若いから大丈夫!という方はぜひ、お母様に「骨粗しょう症健診、ちゃんと受けてる?」と尋ねてみて下さい。
また、骨粗しょう症のお薬の中には、歯科と関係が深いものもあります。できればお薬を開始する前に、なるべく早期の歯科受診をおススメします。
かかりつけの歯医者さんで構いません。
もしかかりつけが無い方は、「長崎県歯科医師会」ホームページ右下に、骨折対策協力歯科医院リストを貼っていますので、参考にされて下さい。
村岡ゆき歯科クリニック 村岡ゆき
名称 | 佐世保市歯科医師会 |
住所 | 長崎県佐世保市松浦町4-14 |
電話番号 | 0956-22-4264 |
ホームページ | http://saseboda.or.jp/ |
※取材時点の情報です。掲載している情報が変更になっている場合がありますので、詳しくは電話等で事前にご確認ください。
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