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させぼ自衛隊グルメ2021

~第8弾~海上自衛隊潜入取材!

「護衛艦じんつう」の海上自衛隊さんの日常を取材してきました!

※この情報は2019年時点での情報です。

最新の情報とは異なる場合がございますので、予めご了承ください。


海上自衛隊とは

海上自衛隊は全国で大きく5つの警備地区にわけられており、大湊(青森)・横須賀(神奈川)・舞鶴(京都)・呉(広島)・佐世保(長崎)にそれぞれの所属の部隊があります。

主な任務は周辺海空域における安全確保、弾道ミサイル攻撃への対応、大規模災害などへの対応、侵略事態への備え、共同訓練・演習、防衛協力・交流の推進、海洋安全保障の確保などがあります。日本の防衛と平和と安全のため日夜訓練に励まれ日本の海を護衛してくださっています。

佐世保は、明治22年7月の海軍鎮守府設置から今年(2019年)130年の節目を迎え、これまで西海鎮護の最重要港として発展してきました。昭和28年9月16日保安庁法の施行に伴い、海上警備隊佐世保地方隊が発足し、佐世保地方総監部、下関基地隊及び佐世保基地警防隊をもって編成されました。昭和29年7月1日、防衛庁が創設され海上自衛隊となり、その後、部隊の改編等により現在の佐世保地方隊に至っています。

護衛艦じんつう

護衛艦じんつうは平成2年に就役しました。海上自衛隊の護衛艦の中では最小級の船ですが、監視・哨戒(しょうかい)活動、災害派遣等、あらゆる任務に対応できる船です。約120名が乗員され日夜訓練に励まれています。

現在の護衛艦じんつうは2代目で初代「神通」は、太平洋戦争中に米艦艇からの攻撃を受け真っ二つに大破したにもかかわらず前方部分の第1砲塔だけで2時間以上を戦い続け、最も激しく戦った日本軍艦であると言われています。

 

「230」の番号の艦船が護衛艦じんつうです

陸地から2隻の艦船を通って護衛艦じんつうまで行きました

いよいよ艦船内の見学!

案内してくださったのは、護衛艦じんつうの応急長さん。

調理室をはじめ、艦船の内外の様子や艦橋、普段隊員さんが利用される居住区と呼ばれるエリアの一部を詳しく教えていただきました。案内してくださるひとつひとつが丁寧で艦船への愛着を感じました。

艦内は思った以上に広く、今自分が艦内のどこにいるのか何階にいるのかわからなくなるほどでした。

護衛艦じんつうの新隊員さんは、自分の目で何がどこの場所にあるのか自分で確かめわかるようするために着任してすぐに艦内旅行があるそうです。

護衛艦じんつうの応急長さん

丁寧に説明してくださいました

救命浮環(きゅうめいふかん)と呼ばれる救命具

色や形も適したものになっています

今は電子通信機が主流ですが、

護衛艦じんつうには昔ながらの伝声管も装備、

今もたまに使われることもあるそうです

艦橋では艦長さん(艦内で一番偉い方)の

指示により業務が行われます

艦長さんが指示される椅子に帽子と双眼鏡をお借りして実際に座らせていただきました

滅多にない貴重な体験でとても緊張しました!

 

艦内からみた佐世保港の様子

海を守っていただいていることを実感しました

訓練の一貫として艦ごとに競い合い

訓練の質やモチベーションをあげていきます

居住区スペース

出航中は、1日に使用できる水の量が決まっており、洗濯や入浴方法なども決まっていて節水につとめています。

例えば、シャワーは1人1分5リットルまでで頭から洗い一気に流すそうです。髭などを剃る場合もその際に同時に行います。

共用の洗濯スペース奥に潜水士の方のスーツもあります

浴室は5畳程の広さで多い時は10名程が同時に使用されることもあるそうです

浴槽もあり、思っていたよりも狭く

足も伸ばせないぐらいの広さでした

護衛艦じんつうのカレー

調理室では約7名の調理員さんが約120名の食事の準備をされています。

特に気をつけられていることは、栄養面、衛生面や食中毒など。1ヶ月以上の航海などの時には隊員さんが飽きないように食事のメニューにも気を使われています。月に数回ステーキがあったり、入港前に入港ぜんざいがあったり、訓練の一貫で「非常配食」と呼ばれる缶詰の食事があったりとバラエティにとんでいます。

さらに調理をする隊員さんは第4術科学校と呼ばれる自衛隊内の専門の学校で勉強され、和洋中のフルコースなどを学ぶ機会もあるほど本格的に調理を学び、調理師の免許も取得されるそうです。

ひと口にカレーを作ると言っても、7名一人ひとりにこだわりがあるので出来栄えも多種多様でみなさん自信をもって調理にあたられています。

 

大鍋に作られるカレーは丁寧に混ぜながら

じっくり煮込まれます

見るも鮮やか!包丁が見えないぐらい早いスピードでキャベツが千切りされていました

食堂はセルフスタイルで

自分の好きな量を盛付けられます

取材のために特別に大盛り部隊のみなさんが

集まってくださいました

みなさん揃っていただきます!訓練中など早い時は

90秒で完食しなければならない時もあるそうです!

大盛り部隊のみなさん

楽しそうに食事をされていました

自衛隊さんの中でもやはりカレーは人気メニュー!

おかわりもできるのでつい食べ過ぎるそうです!

訓練の一貫として「非常配食」を食べることもあり、見た目以上に結構お腹いっぱいになるそうです

GC1グランプリでも入賞経験のある護衛艦じんつうのカレー

やっぱり味に深みがあってまろやかで美味しかったです!

艦内の調理を担当する皆さん、冗談などを言い合い笑顔飛び交う楽しそうな職場でした。

取材にご協力いただきありがとうございました。