えんどうファミリークリニック
こんにちは、えんどうファミリークリニックです。
今回は、脳の「報酬回路」と呼ばれる部分を自分で刺激すると、その後に接種したワクチンの抗体がどのように変化するかを調べた、興味深い最新研究(Kim Kら、Lubianiker Nら、Nat Med, 2026)の図をもとにご紹介します。
■ 「腹側被蓋野(VTA)」と期待・プラセボ効果の関係
図の左側には、脳の中にある腹側被蓋野(VTA)という領域が描かれています。VTAはドーパミン作動性ニューロンが多く存在し、快感や喜びなどの「報酬系」の中心として知られている場所です。
研究では、被験者がfMRI(機能的MRI)を使いながら、自分のVTAを繰り返し「うまく活性化させる」トレーニングを行いました。言い換えると、「うれしい」「うまくいきそう」といった期待や報酬感覚に関わる回路を意図的に刺激した状態を作り出した、というイメージです。
■ VTAを刺激したあとにB型肝炎ワクチンを接種すると…?
図の中央から右側では、VTAの活性化の程度と、B型肝炎ワクチンに対する抗体価の関係が示されています。被験者はVTA刺激トレーニングのあとにB型肝炎ワクチンを受け、その抗体価を14日後・28日後に測定されました。
その結果、
とまとめられています。図の下部には、「報酬回路をうまく刺激すれば、抗体産生を高めることができる?」というメッセージとともに、「非侵襲的な操作で免疫系の働きを調節できる可能性」にも触れられています。
■ 「気持ち」や「期待」が免疫に影響する可能性と、受けとめ方
この研究は、いわゆるプラセボ効果(期待や安心感が体の反応に影響する現象)が、免疫応答、とくにワクチンの抗体産生にも関わりうることを、脳画像と抗体測定を組み合わせて示した点が特徴的です。
ただし、
といった点には注意が必要です。
それでも、「安心感」「前向きな期待」「身近な人との支え合い」など、こころの状態が、からだの免疫反応にも少なからず影響しうるという考え方を、科学的なデータで後押しする結果といえます。
えんどうファミリークリニックでは、ワクチンや治療の内容だけでなく、不安や疑問をできるだけ減らし、納得して選んでいただける説明を大切にしています。安心して相談できる環境づくりも、広い意味での「免疫力を支える医療」の一部だと考えています。
※本記事は、Kim KらおよびLubianiker Nらによる研究論文と図解をもとにした一般向けの解説です。VTA刺激によるワクチン効果の増強は、まだ研究段階の知見であり、すべての人に同様の効果があることを保証するものではありません。実際のワクチン接種や治療の可否・方法については、現在の体調や持病、服薬状況などをふまえ、診察のうえで個別に判断いたします。
受付/午前は12:15まで、午後は18:15まで
休診/水曜午後、土曜午後、日曜・祝日
| 名称 | えんどうファミリークリニック |
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| フリガナ | エンドウファミリークリニック |
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| 電話番号 | 0956-23-7007/0956-23-7070 (クリニック)(させぼ健康クラブ) |
| 営業時間 |
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