えんどうファミリークリニック
こんにちは、えんどうファミリークリニックです。
今回は、「酸素投与を必要としない新型コロナウイルス感染症の治療薬選択」のフローチャートをもとに、2026年6月30日時点での考え方を、一般の方向けに整理してお伝えします。
まず優先される内服薬・点滴薬
図では、重症化リスクが高く、発症から5日以内で酸素不要の方を対象に、年齢や体重、腎機能、他のお薬との飲み合わせを確認したうえで、パキロビッド(内服)を第一選択とする流れが示されています。腎機能によっては減量が必要です。
パキロビッドが使えない場合には、生後28日以上・体重3kg以上で重症化リスクが高く、入院または療養施設で点滴が可能な方に、ベクルリー(3日間点滴)を検討します。さらに、これら2剤が使用できないケースに限って、ラゲブリオ(5日間内服)を考慮するという位置づけになっています。
ゾコーバと対症療法の位置づけ
一方で、18歳以上の非妊婦・非授乳婦で、重症化因子がある、あるいは因子がなくても症状が強い方を対象に、6歳以上かつ20kg以上、発症後72時間以内などの条件を満たす場合に、ゾコーバ(5日間内服)を検討するフローが示されています。
ただし、図では※ゾコーバの重症化抑制効果は確立しておらず、重症化リスクが高い患者さんには他の3剤(パキロビッド、ベクルリー、ラゲブリオ)が優先されると明記されています。いずれの抗ウイルス薬の条件も満たさない場合は、解熱鎮痛薬や咳止めなどによる対症療法で経過をみることになります。
治療薬選択の考え方とご相談について
フローチャート全体を通じて、年齢・体重・妊娠授乳の有無・持病による重症化リスク・腎機能・他のお薬との相互作用・発症からの経過日数など、多くの要素を総合して治療薬を選ぶ必要があることが示されています。
どの薬が使えるか、使うべきかは、患者さん一人ひとりで大きく異なります。新型コロナと診断された方や、ご家族の治療について不安がある方は、自己判断で市販薬や残薬だけに頼らず、早めの受診・相談をおすすめします。
※本記事は、「酸素投与を要さない新型コロナウイルス感染症の治療(令和八年六月三十日時点)」のフローチャートをもとに、一般の方向けに概要を要約したものです。実際の治療内容や使用薬剤は、症状の程度、基礎疾患、併用薬、検査結果、最新のガイドラインなどにより異なります。具体的な治療方針は、必ず診察のうえ担当医とご相談ください。
受付/午前は12:15まで、午後は18:15まで
休診/水曜午後、土曜午後、日曜・祝日
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