えんどうファミリークリニック
こんにちは、えんどうファミリークリニックです。
SNSなどで見かける「K2シロップは添加物だらけで危険」「製薬会社が儲けるための薬」といった投稿について、インフォグラフィック資料をもとに、医学的なポイントを整理してお伝えします。
ビタミンK欠乏は命に関わる出血を起こすことがあります
赤ちゃんは、胎盤や母乳から十分なビタミンKを受け取りにくく、腸内細菌もほとんど働いていないため、生まれつきビタミンKが不足しやすい状態です。この欠乏を放置すると、生後2週~3か月ごろに脳の中で出血を起こす「乳児ビタミンK欠乏性出血症(遅発型)」を発症することがあります。
この病気は死亡率が15~20%程度とされ、生存しても半数以上で重い後遺症が残ると報告されています。K2シロップが普及する前には、毎年およそ400人前後の赤ちゃんが頭蓋内出血を起こしていたというデータもありますが、3か月間にわたる定期投与が広く行われるようになってから、頭蓋内出血の発症はほぼゼロにまで減少しました。
「添加物が危険」「儲けのため」という主張への医学的な見方
インフォグラフィックでは、「添加物が入っているから危険」という主張が誤解であることが説明されています。K2シロップに含まれる添加物は、医薬品医療機器総合機構(PMDA)が安全性を評価したうえで承認されたものです。水道水やパン、酵母など、私たちの身近な食品にもさまざまな添加物や成分が含まれており、重要なのは「何が、どれだけ、どのように入っているか」という点です。
また、「製薬会社が儲けるため」という指摘についても、1回あたりの薬価は約24円、3か月法(13回投与)でも合計約320円程度であり、日本で製造している会社も1社のみと紹介されています。この規模から考えると、いわゆる「利権構造」を前提にした理解とはかなりかけ離れていると言えるでしょう。
デマを信じた結果、実際に起きた悲しい事故もあります
資料では、2009年にホメオパシーを信じた助産師が、K2シロップの代わりに砂糖玉を新生児に与え、生後2か月の女児が脳内出血で亡くなった事例が紹介されています。その後も同様のケースが報告されており、日本小児科学会は2022年にあらためて警告声明を出しています。誤った情報を信じることで、守れたはずの命が失われてしまう現実がある、という点はとても重い指摘です。
「子どもを守りたい」という思いは、どの保護者の方も同じです。だからこそ、SNSの断片的な投稿だけで判断するのではなく、40年以上にわたるデータと臨床経験にもとづいた医療の知見を、安心材料として活用していただければと思います。
えんどうファミリークリニックでも、K2シロップの中身や副作用の心配、「もし飲ませなかったらどうなるのか」といったご不安について、小児科の立場から丁寧にご説明いたします。すでに心配な投稿を目にして不安になっている方も、どうぞ遠慮なくご相談ください。
※本記事は、K2シロップ(乳児ビタミンK2製剤)と乳児ビタミンK欠乏性出血症に関するインフォグラフィック・学会資料をもとに、一般の方向けに内容を整理したものです。実際の投与方法や可否は、お子さんの状態や既往歴などによって異なります。具体的な判断は、必ず担当の小児科医とご相談ください。
受付/午前は12:15まで、午後は18:15まで
休診/水曜午後、土曜午後、日曜・祝日
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自閉スペクトラム症と「脳のつながり」の仮説について| 名称 | えんどうファミリークリニック |
|---|---|
| フリガナ | エンドウファミリークリニック |
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| 電話番号 | 0956-23-7007/0956-23-7070 (クリニック)(させぼ健康クラブ) |
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