えんどうファミリークリニック
こんにちは、えんどうファミリークリニックです。
今回は、南米のハンタウイルスの一種であるアンデスウイルス(ANDV)が、回復後も男性の精液中に長期間残りうることを示した研究インフォグラフィックをもとに、そのポイントと公衆衛生上の意味についてご紹介します。
精液中でRNAが数年単位で検出されたケース
報告では、アンデスウイルス感染から回復した日本人男性を長期にわたり追跡し、精液の細胞成分を高感度RT-qPCRで解析したところ、発症から約6年が経過してもウイルスRNAが検出され続けたことが示されています。一方、血液や尿では早い段階で検出されなくなっており、生殖器(とくに睾丸)が「免疫特権部位」として、ウイルスが低レベルで潜伏しやすい環境になっている可能性が指摘されています。
さらに全ゲノム解析では、約12,000塩基のうち変異はわずか3か所程度とされ、急速に増殖しているというよりは、非常に安定した状態で長くとどまっていることが示唆されています。
性交渉を介した感染リスクと、公衆衛生上の位置づけ
精液検体を用いた細胞培養(Vero E6細胞)では、感染性ウイルスとして分離することはできず、「実際にどの程度の感染力があるか」はまだはっきりしていません。一方で、回復から6年以上たっても高い中和抗体価が持続していることから、残存するウイルスRNAやタンパク質が、長期にわたり免疫系を刺激している可能性も考えられています。
インフォグラフィックでは、エボラウイルスやジカウイルスと同様に、「精液中で長く残存しうるウイルス」としてアンデスウイルスを位置づけつつも、同じレベルでの感染性や流行リスクが証明されたわけではないことも示されています。現時点では、南米での患者さんにおける長期フォローアップや、性感染リスクへの認識を高めることが、公衆衛生上の重要な課題とされています。
なお、この研究は南米由来のアンデスウイルスに関するものであり、日本国内の日常生活でただちに心配すべき状況がある、というものではありません。とはいえ、ハンタウイルスのような人獣共通感染症について、感染経路や長期的なウイルスの振る舞いが少しずつ明らかになってきていることは、今後の感染症対策を考えるうえで大切な知見です。
受付/午前は12:15まで、午後は18:15まで
休診/水曜午後、土曜午後、日曜・祝日
前のニュースへ
「無症状」の背骨の変化はどこまでが“ふつう”?次のニュースへ
「K2シロップは危険?」という投稿について| 名称 | えんどうファミリークリニック |
|---|---|
| フリガナ | エンドウファミリークリニック |
| 住所 | 857-0044 佐世保市相生町2-27 |
| 電話番号 | 0956-23-7007/0956-23-7070 (クリニック)(させぼ健康クラブ) |
| 営業時間 |
受付/午前は12:15まで、午後は18:15まで |
| クレジットカード | JCB/American Express/Diners Club/Discover |
| 駐車場 | あり クリニック前に4~5台分あります。満車の場合は提携先のコインパーキングをご利用ください。 |
| ホームページ | https://kenzukai.com/ |
| Instagramアカウント | https://www.instagram.com/enfamiclinic/ |
| 関連ページ | させぼ健康クラブInstagram |
まいぷれ[佐世保] 公式SNSアカウント